夫・妻から離婚を切り出されても、夫婦関係を修復できるケースはあります。
ただし、離婚したいと言われた直後に説得したり、謝り続けたり、何度もLINEを送ったりすると、かえって相手の気持ちが離れてしまうことがあります。
このページでは、30年以上の夫婦問題相談の経験をもとに、離婚を考えた相手の心理を読み取り、ケース別に関係を修復するための方法を解説します。
離婚回避できる夫婦の共通点

夫婦関係を修復するために最初に必要なのは、相手の気持ちをきちんと理解することです。
離婚を考えるまでには、夫・妻それぞれに結婚生活で感じてきた不満や寂しさ、諦め、怒りなどが積み重なっていることがあります。
そのため、離婚を切り出された側が「離婚したくない」という自分の気持ちだけを伝えても、相手の考えが変わるとは限りません。
これまでの結婚生活で何が嫌だったのか、なぜ離婚を考えるようになったのかを尋ね、相手の言葉を途中で否定せずに聞くことが、関係修復への最初の一歩になります。
30年以上の夫婦問題相談では、夫婦で話し合うことができる状態から関係が修復に向かうケースを多く見てきました。
離婚回避できた夫婦に共通する5つの特徴

①夫婦関係が悪化していても、2人で話すことができる
②相手からの連絡を完全に無視されていない
③離婚の原因について話し合う余地が残っている
④親族や友人が夫婦問題に深く介入していない
⑤金銭問題、DVなど夫婦だけでは解決が難しい問題が中心ではない
もちろん、これらに当てはまらないからといって、必ず離婚になるわけではありません。
別居していても連絡が取れる、離婚調停中でも夫婦関係を修復したい意思が双方に残っているなど、状況によって対応は変わります。
離婚回避の相談に心理カウンセラーが対応

復縁専科では、1993年(平成5年)の創業以来、夫婦問題・離婚問題について多くのご相談を受けてきました。
現在までの相談実績は12,000件以上です。
離婚を考えている夫・妻の心理、夫婦の性格傾向、結婚観、これまでの夫婦間の出来事などを確認し、そのご夫婦に合わせて関係修復に向けたアドバイスを行っています。
離婚問題では、同じ「離婚したくない」という相談でも、原因によって対応が大きく異なります。
夫婦喧嘩が原因なのか、性格の不一致なのか、家庭内別居なのか、浮気が関係しているのか、別居後に連絡が取れなくなったのか。
まず現在の状況をきちんと理解することが必要です。
離婚回避の相談でわかること

心理学の観点から夫婦関係を考えることで、離婚を切り出した相手が何を考えているのかを理解しやすくなります。
相談では、例えば次のような点を確認します。
・なぜ相手が離婚を考えるようになったのか
・結婚生活の中で相手がどのような不満を感じていたのか
・相手が離婚を切り出した言葉の背景にある心理
・まだ言葉にされていない不満や葛藤
・夫婦関係を悪化させた出来事
・自分では気づいていなかった自分の言動
・今後、話し合うときに伝えるべきこと
・今は伝えない方がよいこと
・連絡を取る頻度やタイミング
・別居している場合の向き合い方
相手の言葉だけを見るのではなく、これまでの出来事や夫婦の会話と照らし合わせながら、なぜその言葉が出てきたのかを考えていきます。
離婚回避できる可能性を心理分析で提示

離婚を考え直してもらえる可能性は、夫婦によって違います。
同居していて会話ができる夫婦と、別居して連絡も取れない夫婦では、これから必要になる対応も異なります。
また、夫婦喧嘩が原因の場合と、浮気や長期間の家庭内別居が原因の場合でも、関係修復までの道筋は同じではありません。
14問のチェックシートへの回答をもとに、お2人の結婚観、性格傾向、対人傾向などを心理分析します。
その分析から、離婚を回避できる可能性や、関係修復に必要と考えられる期間の目安についてお伝えします。
心理カウンセラーが対応
※匿名でご利用いただけます。

プライバシーの保護についてですが、個人情報や相談内容は厳重に管理し、第三者に漏れることはありませんのでご安心ください。
プライバシーポリシー(個人情報保護方針)
ご相談の進め方

心理学に基づいた14問のチェックシートにお答えいただき、お2人の結婚観、性格傾向、対人傾向などを確認します。
その回答と、これまでの夫婦関係や離婚問題に至った経緯を合わせて考察します。
男女別・年代別に見た離婚したい理由や、離婚を考え直した理由など、これまでの相談事例から見える傾向についてもお伝えします。
さらに、相手が離婚を切り出したときの言葉から、その背景にある気持ちを考察します。
「もう好きではない」
「一緒に暮らしたくない」
「性格が合わない」
「一人になりたい」
「もう気持ちは変わらない」
このような言葉も、その言葉だけで判断することはできません。
その言葉が出るまでに何があったのか、以前の会話や夫婦間の出来事と照らし合わせて考えることが必要です。
- 「何も話すことはありません」⇒自分の気持ちをわかって欲しいという心理
- 「あなたは悪くない」⇒今はあなたとの話し合いを避けたい心理
- 「もう決めたから」⇒あなたからきちんと謝ってもらいたい心理
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離婚回避マニュアルでは、離婚を切り出された直後の対応、配偶者の心理、話し合い、別居中の対応、離婚届への対応などについてまとめています。
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離婚回避は受け入れることから始まる

離婚したくないからといって、最初から相手を説得しようとする必要はありません。
むしろ、離婚を考えるほど苦しい気持ちになっている相手に対して、「離婚したくない」「子供のために考え直して」「まだ愛している」と自分の気持ちばかり伝えると、相手がさらに話したくなくなることがあります。
まずは、相手がなぜ離婚を考えたのかを聞くことです。
①なぜ離婚を考えるようになったのか
②結婚生活の何が嫌だったのか
③自分のどのような言動が辛かったのか
④今後の夫婦関係について相手はどう考えているのか
⑤関係を修復するために何が必要だと思っているのか
相手の話を聞くことと、自分の意見を伝えることは別に考えて下さい。
話し合いでは、相手の発言を遮らず、反論せず、まず最後まで聞くことが大切です。
離婚回避したいならやってはいけないこと

離婚を切り出された直後は、焦ってしまうものです。
しかし、その焦りから次のような行動をすると、夫婦関係がさらに悪化することがあります。
①自分の気持ちを一方的に押し付ける
②相手の言い分を否定する
③自分の非を認めず、言い訳を続ける
④LINEやメールで離婚について議論する
⑤何度も電話やLINEを送る
⑥相手の別居先へ突然訪問する
⑦親族や友人を通じて説得しようとする
⑧慰謝料や財産分与などの条件を一方的に提示する
⑨SNSで夫婦問題について発信する
特に、LINEで離婚の話を続けることには注意が必要です。
文字だけでは相手の表情や声の調子がわからないため、誤解が生じやすくなります。
本当に聞きたいことや、これからの夫婦関係についての話は、落ち着いて話せる機会をつくることを考えて下さい。
離婚回避が手遅れになる前にできること

離婚を切り出された後、「そのうち気持ちが変わるだろう」と何もしないまま時間が経過すると、夫婦の距離がさらに広がることがあります。
反対に、焦って何度も連絡をすると、相手が「もう話したくない」と感じてしまうこともあります。
大切なのは、今の相手の気持ちを確認することです。
「離婚したくない」と繰り返すよりも、
「どうしてそう思うようになったのか教えてほしい」
「自分のどこが嫌だったのか教えてほしい」
「これからどうしたらいいと思っているのか教えてほしい」
と尋ねる方が、相手の本当の気持ちを聞きやすくなります。
夫婦の話し合いは、相手を説得するためだけのものではありません。
相手の考えを知り、自分自身の問題点にも気づくための時間です。
- 離婚を考えるようになったきっかけ
- 結婚生活の中で不満や負担に感じていたこと
- 今後も話し合いを続けられる状況にあるのか
- 自分の言動で傷つけてしまったことはなかったか
離婚回避方法をケース別に解説

離婚の原因が違えば、必要な対応も変わります。
ここでは、これまでの相談で多かったケースをもとに、夫婦関係を修復するときの考え方を紹介します。
喧嘩の多い夫婦の離婚回避方法

夫婦喧嘩が続いた結果、夫または妻から離婚を切り出されるケースがあります。
この場合、単純に「喧嘩をしない」と考えるだけでは十分ではありません。
なぜ喧嘩になるのかを考える必要があります。
例えば、
・相手の言葉を最後まで聞かない
・自分の意見を否定されるとすぐに言い返す
・負けたくない気持ちから強い言葉になる
・過去の不満を何度も持ち出す
・相手より優位に立とうとする
といったことが繰り返されていないかを確認します。
夫婦喧嘩をしてしまった場合には、喧嘩そのものだけでなく、言い返したこと、相手の話を聞かなかったこと、強い言葉を向けたことなど、自分に思い当たる部分について謝ることが必要です。
ただ「ごめん」と言うだけではなく、「あのとき相手の話を最後まで聞かなかった」と具体的に伝えることで、自分の行動を振り返っていることが伝わります。
夫婦の性格の不一致が原因の場合

「性格が合わない」「価値観が違う」という理由で離婚を考える夫婦も少なくありません。
例えば、
・休日の過ごし方が違う
・子供の教育について考え方が違う
・家計の使い方が合わない
・親族との付き合い方が違う
・夫婦で過ごす時間について考え方が違う
・友人や仕事を優先することへの不満がある
などです。
性格の不一致という言葉の中には、実際には長い期間にわたる不満が隠れていることがあります。
「性格が合わないから仕方ない」と考える前に、何について相手と考え方が合わなかったのかを一つずつ確認する必要があります。
家庭内別居した場合の離婚回避方法

家庭内別居になると、同じ家にいても会話がなくなり、相手の気持ちを確認することが難しくなります。
この状態で無理に夫婦の話し合いを求めると、さらに距離を置かれることがあります。
まずは、朝や帰宅時の挨拶など、最低限のコミュニケーションから戻していくことを考えて下さい。
「おはよう」
「行ってきます」
「おかえり」
などの短い言葉でも、完全に無視する状態を続けないことが大切です。
家庭内別居を解消することだけを急ぐのではなく、相手がなぜ一緒に暮らすことが苦しくなったのかを理解することから始めます。
子供のために離婚を避けたい夫婦の場合

子供がいる夫婦では、離婚によって生活環境が変わることを心配する方も多くいます。
ただし、「子供のためだから離婚しないでほしい」と相手に繰り返し伝えるだけでは、夫婦間の問題が解決するわけではありません。
子供の将来を考えながら、夫婦として何を改善できるのかを話し合うことが必要です。
また、夫婦の離婚問題を子供に聞かせたり、子供を夫婦の仲裁役にしたりしないよう配慮して下さい。
別居中の場合には、子供の生活費などについても感情的にならず、必要な話し合いを行うことが大切です。
相手に浮気の疑いがある場合

配偶者の様子が急に変わり、浮気を疑って離婚問題になったケースでは、感情的に問い詰めてしまうことがあります。
しかし、確かな根拠がない段階で、
「浮気しているの?」
「好きな人がいるの?」
「誰と会っているの?」
と繰り返し問い詰めることで、相手との会話そのものが難しくなることがあります。
浮気の可能性がある場合でも、事実と推測を分けて考える必要があります。
確かな事実が確認できた場合には、その後について夫婦で話し合うことが必要になります。
一方で、根拠がないまま浮気と決めつけることは、夫婦関係をさらに悪化させる可能性があります。
まだ同居できている場合の離婚回避方法

離婚を切り出されたものの、まだ同居できている場合には、夫婦で話す機会を失わないことが大切です。
ただし、話し合いをする際には「離婚しないでほしい」と説得することだけを目的にしないで下さい。
「悪かったところを教えてほしい」
「何が一番辛かったのか教えてほしい」
「これからどうしたらいいと思っているのか教えてほしい」
という姿勢で話を聞いて下さい。
相手の話を途中で遮らないこと、否定しないこと、自分の言い分をすぐに返さないことを意識します。
別居している場合の離婚回避方法

別居になった場合は、連絡の取り方がとても大切です。
連絡が取れる状態なら、完全に連絡を絶つのではなく、必要な連絡を適切な頻度で行います。
一方で、何度も電話をしたり、長いLINEを送ったり、返事がないのに続けてメッセージを送ったりすることは避けて下さい。
別居中にやってはいけない行動として、
・約束なしで別居先を訪問する
・何度も電話する
・大量のLINEやメールを送る
・相手からの連絡を無視する
・親族を通じて説得する
・金銭的な条件を一方的に提示する
・SNSで夫婦問題を発信する
などがあります。
別居した理由を相手に尋ねる場合も、責める言い方ではなく、「どうして別居することになったのか教えてほしい」と伝えることが大切です。
別居された場合の連絡について

別居後に相手から連絡が来なくなると、不安になって何度も連絡したくなるものです。
しかし、返事がない状態で連絡を続けるほど、相手がさらに連絡を避けることがあります。
家事、子供、生活費など必要な内容は簡潔に伝え、夫婦の感情的な問題についてはLINEで議論しないようにします。
「今後のことを一度きちんと話したい」という意思を伝えたうえで、相手の返事を待つことも必要です。
別居の理由や相手の居場所について、法律上の問題を指摘して責めるよりも、今後について話し合うための関係を残すことを考えて下さい。
離婚したくない場合の奥の手を解説

離婚を回避するためには、話し合いや接し方を見直すことが基本になります。
しかし、離婚届への署名を求められている、別居や離婚調停の準備が進んでいるなど、時間的な猶予が少ないケースでは、通常とは異なる対応を検討しなければならないことがあります。
ここでご紹介するのは、そのような状況で選択肢となる方法です。
どの方法にもメリットと注意点があり、ご夫婦の関係や離婚がどこまで進んでいるかによって適切な対応は異なります。
まずは全体像をご確認いただき、ご自身の状況に当てはまるものがあるかを確認してください。
①離婚協議を急がない
②手紙で気持ちを伝える
③話し合いで離婚についての結論を先延ばしにする
④離婚届不受理申出を利用する
⑤夫・妻の親に仲裁をお願いする
それぞれ有効となる場面が異なります。状況に合わない方法を選ぶと、かえって夫婦関係が悪化することもあるため、ご自身の状況に合わせて判断することが大切です。
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離婚したくない場合の奥の手を使う前に

離婚回避では、「奥の手」を使えば有利になるわけではありません。
まだ夫婦で話し合える状況であれば、まずは離婚を考えるようになった理由を確認し、関係を修復するための話し合いを重ねることが優先です。
次のような状況では、通常の対応だけでは間に合わない場合があります。
- 離婚届への署名や押印を求められている
- 別居や引っ越しの日程が具体的に決まっている
- 離婚調停や弁護士から連絡が届いている
- 財産分与や親権について具体的な協議が始まっている
この段階では、感情だけで判断せず、夫婦関係と法的な状況を整理したうえで対応を考えることが重要です。
これからご紹介する内容は、配偶者を説得するための方法ではありません。
離婚を避けるために、現在の状況で取り得る選択肢を整理するための考え方です。
①離婚協議を急がない

離婚したくないのに、相手の要望に流されて即座に離婚条件を話し始めると、「もう離婚は既定路線なんだ」と相手に思わせてしまいます。そこであえて協議そのものを避け、「急いで離婚に踏み切る気持ちはない」というメッセージを伝える手があります。
- 離婚に向けた具体的な条件(慰謝料や親権など)をすぐに決めない
- 追い詰められてサインしないように注意する
- 同居を続ける余地があれば、相手が簡単に離婚届を提出しにくい状況をつくる
離婚届に署名や捺印をしてしまうと、後から「強引に書かされた」と主張しても通用しないケースが多いです。
相手からしつこく迫られても、冷静さを保ちながら「一度落ち着いて考えたい」という姿勢を明確にしておきましょう。
②手紙で気持ちを伝える

直接話すとお互いに感情的になりがちな場合、手紙という形で思いを伝えるのも有効です。
書き方のポイントは「誤解やトラブルを招きにくい表現を使う」「相手が冷静に読み返せるようにする」こと。謝罪だけではなく、今後どう行動を改めるのかを具体的に触れておくと、相手に「本気度」が伝わりやすいです。
相手が離婚を決意するまで辛かった思いに共感を示しつつ、「どう修復したいのか」「どんな言動を変えていくのか」を丁寧に言葉にしましょう。
例文はあくまで参考ですが、書き出しとしては以下のようなものが考えられます。
- 「離婚したいと言わせるほど苦しませてしまってごめんなさい」
- 「あなたが日頃どれほど我慢を重ねていたのか、改めて聞かせてほしい」
- 「同じ失敗を繰り返さないために、具体的な行動を変えていくつもりです」
書くときは長すぎず、必要なポイントを簡潔にまとめるのが大切です。
手紙は後々の調停でも証拠になり得るので、暴言や責任転嫁は避け、誠実な姿勢を示すことが重要です。
③話し合いで離婚についての結論を先延ばしにする

夫や妻が「離婚したい」という気持ちを強く持っていると、つい「離婚なんてしないで」と説得したくなるはずです。しかし、あまりに説得の姿勢を強調すると、相手は「自分の気持ちを無視されている」と感じていっそう心を閉ざす場合があります。
- 相手が離婚に至るまで我慢していた経緯を丁寧に聞く
- しつこく説得せず「まだ話し合えている」という状況を作る
- 相手の意見を否定するのではなく、思いの丈を吐き出してもらう
結論の先延ばしには、対立を激化させずに関係を修復していく猶予を作る効果があります。相手の本音に耳を傾けましょう。
④離婚届不受理申出を利用する

離婚届を勝手に提出されそうな状況では、市区町村役場に「離婚届不受理申出書」を提出し、一方的な離婚成立を食い止めることができます。ただし、この手段を相手に知られると「そこまでするのか」と逆効果になり、敵対心を煽るリスクもあるため、使いどころが難しい奥の手です。
- 相手との関係が完全に決裂している場合の最終手段
- 提出の事実を知られると怒りを買い、状況悪化の恐れもある
- 提出は市区町村役場で可能だが、タイミングや使い方を慎重に見極める
どうしても離婚届を出される危険が高いときに限って選択肢に加えるとよいでしょう。
⑤夫・妻の親に仲裁をお願いする

夫婦二人の話し合いが極端に進まないときは、相手の親に助けを求める方法もあります。
親は子どもの気持ちに寄り添いながらも、離婚に踏み切る前に「もう一度考えてみてはどうか」と説得してくれる可能性もあるでしょう。
とはいえ、親が出てくると余計に拗れたり、「もう私の親まで巻き込むのか」と相手を怒らせる可能性もあります。
親との仲が悪い、あるいは相手が親との確執を抱えている場合は慎重な姿勢を取ってください。
離婚回避成功例で具体的な修復方法を解説

復縁専科では、これまで様々な夫婦の離婚問題について相談を受けてきました。
夫婦喧嘩が続いていたケース、家庭内別居になったケース、夫婦の性格の不一致が原因だったケース、別居後に連絡が取れなくなったケースなど、同じ「離婚したくない」という相談でも状況は一つひとつ異なります。
実際の修復事例では、最初から夫婦関係が元通りになるわけではありません。
相手の言葉を聞くことから始め、自分の問題点を自覚し、連絡の取り方を変え、少しずつ会話を取り戻していくケースもあります。
そのため、離婚回避を考えるときには、「いつ気持ちが変わるのか」だけを見るのではなく、「相手が何を嫌だったと感じているのか」「自分に何を変えられるのか」をきちんと理解することが大切です。

妻と離婚回避できた理由 TOP5

離婚を考え直した理由には、男女によって違う傾向が見られることがあります。
復縁専科へのこれまでの相談から見ると、妻が離婚を考え直した理由として、
- 子供の将来を考えた
- 生活や家族について考え直した
- 夫に喧嘩や言動について謝罪された
- 夫への愛情が残っていることに気づいた
- もう一度夫を信用してみようと思った
などがあります。
もちろん、すべての女性に当てはまるわけではありません。
大切なのは、「子供のために離婚をやめてほしい」と説得することではなく、妻自身が夫婦関係について考え直せる状態を作ることです。
夫と離婚回避できた理由 TOP5

夫が離婚を考え直した理由としては、
- 家族や子供の将来を考えた
- 妻から謝罪され、気持ちが変わった
- 妻への愛情が残っていた
- 夫婦関係をもう一度考えたいと思った
- 自分自身の問題や浮気などを清算した
といったケースがあります。
男性の場合も、単純に「愛しているから」だけで気持ちが戻るとは限りません。
結婚生活の中で感じていた不満がどう変わるのか、自分がこれから安心して暮らせる夫婦関係になるのかを考えています。
離婚回避するために知っておきたいこと

離婚を切り出されたとき、一番避けたいのは、焦って結果を求めることです。
相手が「離婚したい」と言っているときに、「絶対に離婚しない」「愛している」「子供がかわいそう」と繰り返しても、相手の気持ちを理解できるとは限りません。
まず、相手が離婚を考えた理由を聞いて下さい。
あなたとの結婚生活で何が辛かったのか。
どのような出来事で気持ちが離れていったのか。
いつから離婚を考えるようになったのか。
自分に何を変えてほしいと思っているのか。
これらをきちんと理解することが、夫婦関係を修復するための出発点になります。
また、相手の気持ちがすぐに変わることを期待しすぎないことも大切です。
夫婦関係の修復には、話し合いだけでなく、その後の行動が関係します。
「変わる」と言うだけではなく、これまでの自分の言動を振り返り、相手が安心できる関わり方を続けることが必要です。
離婚調停を申し立てられたらどうすればいい?

夫婦関係が悪化し、相手が弁護士へ相談して離婚調停を申し立てるケースがあります。
離婚調停では、夫婦双方の事情や離婚についての考えを調停委員に伝えます。
離婚したくない場合には、その理由や夫婦関係を修復したいという意思を具体的に伝えることが大切です。
ただし、離婚調停や離婚裁判では、財産分与、慰謝料、親権、養育費、婚姻費用など法律に関係する問題も出てきます。
すでに弁護士が関わっている場合や、家庭裁判所から書類が届いている場合には、夫婦関係の修復についての相談とは別に、弁護士へ法律上の対応を確認して下さい。
【法律に関する記事監修】
法律に関する内容は、夫婦問題に関連する法律の専門家である弁護士の監修を受けています。

弁護士法人プラム綜合法律事務所・梅澤康二弁護士
離婚回避のために大切なのは「相手を変えること」ではない

離婚を切り出されたとき、「どうしたら相手の気持ちを変えられるのか」と考えてしまう方は少なくありません。
しかし、夫婦関係を修復するために最初に考えるべきなのは、相手を変える方法ではありません。
相手がなぜ離婚を考えるほど苦しくなったのかを理解することです。
そして、自分自身の言動の中に、夫婦関係を悪化させたものがなかったかを振り返ります。
そのうえで、
「何が嫌だったのか教えてほしい」
「自分の悪かったところを教えてほしい」
「これからどうすればいいと思っているのか教えてほしい」
と相手の気持ちを聞いて下さい。
- 自分は離婚せずに夫婦仲を修復してやり直したいと思っていることを伝える
- 離婚せずにやり直してもらうために自分がこれからできることを約束として伝える
- 夫・妻がまだ言葉にはしていない結婚生活でのあなたへの不満を教えて欲しいと伝える
夫婦関係の修復は、説得だけで進むものではありません。相手の気持ちを理解し、自分の問題点に気づき、その後の接し方を変えていくこと。その積み重ねによって、離婚を考えていた相手が夫婦関係をもう一度考えることがあります。
よくある質問

- 離婚届に署名を求められたらどうすればいいですか?
- 離婚したくないのであれば、その場で署名する必要はありません。
「今は離婚に同意できないので、考える時間がほしい」と伝え、自分の意思を確認してから判断してください。
離婚届が勝手に提出される心配がある場合は、離婚届不受理申出について市区町村の窓口などで確認する方法があります。
- 離婚回避できる可能性はどのような夫婦にありますか?
- 夫婦関係が悪化していても、すぐに離婚が成立するとは限りません。
例えば、配偶者が話し合いに応じている、離婚を考えるようになった理由を具体的に話している、家庭内別居でも必要な会話が残っている、子どものことについて協力できているなどの場合には、夫婦関係について話し合う余地が残っていることがあります。
一方で、長期間にわたって完全に会話がなく、離婚後の住居や仕事、財産などの準備が具体的に進んでいる場合には、夫婦関係を戻すまでに時間がかかることがあります。
可能性を一つの数字だけで判断するのではなく、現在の夫婦関係を見て判断することになります。
- 離婚したいと言われた直後は話し合った方がいいですか?
- 相手が話せる状態であれば、離婚を考えるようになった経緯を聞くことはできます。
ただし、離婚したくないという気持ちを何度も伝えたり、長時間説得したりする必要はありません。
まずは相手の話を最後まで聞き、自分が離婚を望んでいないことを一度伝えます。
そのうえで、その後も話し合える状態を残すことを考えた方が、夫婦関係を見直す機会につながりやすくなります。
- 別居になったら離婚回避は難しくなりますか?
- 別居したことだけで離婚が決まるわけではありません。
別居をきっかけに夫婦が落ち着いて話せるようになり、関係を見直すケースもあります。
一方で、別居中に頻繁な連絡や突然の訪問、長文LINEなどを繰り返すと、相手がさらに距離を取りたくなる場合があります。
別居の理由と現在の連絡状況を確認したうえで、どの程度の距離を保つのかを考えることになります。
- 離婚回避でやってはいけない行動はありますか?
- 代表的なのは、長文LINEの連投、電話の繰り返し、返事の催促、感情的な責め、親族を使った説得、子どもを通じた伝言などです。
これらは、自分の不安を少しでも軽くしたいという気持ちから始まることがあります。
しかし、相手からすると、「返事をしなければならない」「また説得される」と感じることがあります。
離婚回避では、自分が安心するための行動なのか、夫婦関係を改善するための行動なのかを区別して考えることが必要です。
- 離婚回避を相談するタイミングはいつがよいですか?
- 「離婚したい」と言われた直後だけが相談のタイミングではありません。
家庭内別居が続いている、別居を切り出された、離婚届を渡された、離婚調停を申し立てられた、弁護士から離婚を求める通知が届いたなど、状況が進んだ段階でも、その時点でできる対応を考えることはできます。
夫婦関係について一人で判断することが難しくなったときに、第三者へ状況を話してみることで、自分では見えていなかった問題に気付くこともあります。

臨床心理士・心理カウンセラー
高橋純代
金城大学大学院 人間科学研究科 心理学専攻 修了。
臨床心理士資格を有し、夫婦関係修復・離婚回避サポートを専門とする心理カウンセラーとして活動。
2003年より夫婦問題の相談に従事し、これまでに5,000件以上のカウンセリング実績を持つ。
離婚危機・別居・家庭内別居・不倫問題など、複雑な夫婦問題に関して心理学に基づいた実践的な改善アプローチを提供している。
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