夫婦喧嘩したらすぐ親に電話する実家依存の嫁と仲直りできた体験談
実家依存の妻と離婚回避するまでの流れ
奥様のSさんと1年程度の交際を経て入籍され、結婚6ヶ月、お子さんなし。
入籍時に賃貸のマンションに居住されていたとのこと。お仕事の多忙さが原因でTさんは平日の帰宅時間が遅かったそうである。
夫婦喧嘩したらすぐ親に電話するなど実家依存が強かったそうである。
ある日、夫婦喧嘩をして親に電話をされてしまったそうである。翌日、奥様から実家にいますねとLINEでメッセージがあり、もちろん特に気にされずそのまま週末になられたそうである。
日曜の夕方になってもSさんが帰宅しないようなので、帰ってくるのですか?と送信されたところ応答がなく、何度か電話を鳴らしたが取ってもらえず、渋々、実家まで迎えに行かれたそうであるが、インターホンで 義母が応対され、「離婚してあげて下さい。仕事を理由に妻をないがしろにしたあなたは旦那さんじゃないです。家には帰らせません連れ戻そうとしないで下さい。あなたと家庭は築けません。あとは弁護士に任せますので来ないで下さい」と言われてしまう。
修復に向けた相談をいただく
会えないまま追い返され、その後1週間が経過し てもLINEの応答が未読のまま放置されている状態とのこと。Tさんから当方に妻の実家依存症や義両親の過保護の離婚問題のケースについてメールでご相談いただく。
心理分析で難易度を提示
事情をお聞きする。結婚までの交際の経緯、同居後の妻の実家依存の経緯、異変、離婚危機が起きるまで結婚当初から今回の無視に陥るでの経緯について14項目のチェックシートによる心理分析と起因分析を実施し、奥様の家出、無視の理由は親に家事のことや当たり前の主婦がやることについて愚痴を話しているうちに親に甘えたくなり、本当にママの存在が影響した家出の事態に至った。
修復に向けた行動を開始
親の意見に任せて離婚決意に陥ったと断定をする。分析をもとに家族のリーダーは義母のようであるため、拗れないよう義父に電話を入れていただき対話を申し入れていただくが弁護士に任せるので何も言えない、話すことはない、徐々にこういうことが精神的なストレスになります。と対話を拒否されてしまう。
義父の電話での言い分、言葉から奥様自身がTさんと離婚について話し たり向き合う意思が低く親に任せていること、親は離婚させたい意思が強いこと、話し合うこ とを弁護士などに控えるように言われているか、親がTさんへの強い苦手意識を持っていることが推測できる状態であった。
離婚調停も視野に再度、義父に話し合いを求めていただく。
翌週、奥様の実 家で話し合いが実現するが、奥様は家出理由についてTさんの帰りが遅い、帰宅するといつも不機嫌で無口なことが同居継続できないと思った理由と言われてしまう。
我慢していたなど相当に批難を受ける。家出について自身にも非があるという意識がなく被害者意識が強い状態。Tさんが同居後に仕事が多忙になり帰宅するといつも無口だったこと、 疲れていて奥様の話を聞こうとしないなどこの5ヶ月は奥様との会話がほとんどなく、気持ちの面でも心の距離を感じさせたようである。
コミュニケーション不足が異変(親に愚痴を言い、実家依存の甘えから離婚決意に奥様の 気持ちの変化)の原因と推測をする。奥様の離婚宣言、実家への家出、LINEの無視の理由に不満をTさんに言ってもわかってもらえないなど失望の気持ちがあり、愛情や甘え は残っているが親に甘えたい気持ちが強い、親に可哀想と思われて保護されたい心理であり早期の解決は困難であることを提示する。
修復意思の伝達や次の話し合いのためにTさんに非の自覚についての課題に取り組んでいただき、奥様の気持ちの 理解、奥様が結婚生活について考えていた理想と現実の暮らしの相違、居心地、妻としての意義、夫婦としての気持ちの温度差、結婚前にお互いがどういう気持ちだったのかを確認し、お互いの愛情について分析提示して謝罪の論点を数項目考えて頂く。
LINEにて着替えなど衣類のことで困っていませんか?一度帰って来てほしい、ちゃんと話したいと伝えるが義父母同席で実家でなければ会いたくないと帰宅を拒まれてしまう。
様子から今のタイミングでの静観・冷却期間は不要であり放置と誤解され、愛され ていないと失望させる危険性があり逆効果になることを提示し、しつこくならない間隔で対話意思を伝えるよう指示をする。
しかし3通目のメッセージ以降応答が得られなくなる。
奥様の無視や応答したくない理由は義父母が理由と断定し、非の自覚についての謝罪について考えていただき、奥様が感じていたこの5か月の待つだけの退屈な 暮らしについての不満・不安、不機嫌な帰宅時の態度を裏切られたと感じたことについてきちんと理由を考えていただく。奥様と義父母に対する謝罪 をするための非の自覚や反省をしていただく。
数回、LINEを送った時に義父から諦めて離婚に応じて欲しいと電話で言われてしまう。義父と会って話し合うが平行線となる。冷却期間2週間を指示する。
LINEの送信を休止する。義父との話し合いの準備をする。
14日が経過してから義父に電話で面会を求め、話し合うが離婚の決断を強く迫られてしまう。その際に離婚調停をすぐにでもと言い出されてしまい、直接の話し合いを打ち切られる流れになった為、義父に離婚についての決断を3ヶ月 保留して欲しいことやこの問題についての対話継続をお願いしていただく。
奥様の強い離婚要求についての気持ちの理解や無口な自分についての反省など課題で考えていただいた離婚したくない理由を話していただく。
義父から信用でき ない、もう連絡はしないで欲しいと言われてしまう。3か月の冷却期間を指示する。
その期間で奥様との対話を前提に誓えること3つを実行前提で課題として考えて頂く。
3か月が経過して義父と話し合っていただく。義父の理解は得られ実家 で奥様tの話し合いが実現するが、義父母同席の状態。奥様は誓いや謝罪については「もう終わったことだと思っています。冷たくされて傷付いた、怖かった」 と謝罪を聞き入れてくれず、「あなたのよう多忙な人との結婚は間違いだった」との言い分で、帰宅のお願いについて平行線のままとなる。調停は諦めてもらえる。
義父の提案で1ヶ月程度の冷却期間を置くことになる。
義父からの意見としてLINEでのメールが多く、一方的だからSが夜間に不安定になってしまう。
呼び掛けが負担になっていることなど指摘されてしまう。連絡をしばらくしない約束することになる。
何度か義父との通話で話し合いをお願いするが、迫られるだけで 平行線となってしまう。LINEを控えて4か月程度が経過した頃、奥様から「働きたいので今 すぐに離婚してください。次のことも考えて自由になりたい」との メールが来る。文面を心理分析し、本人には、できないよ、を返答することと、このメッセージのことで確認のために義父に連絡をするよう指示する。
義父 と会って話し合いが行われる。相当に実家依存が強い状態で義父は本人が就職をしたいと言っているので離婚にすぐにでも応じて欲しいという言い分であった。
話し合いがしたいとお願いをされ話し合いが実現する。話し合いの結論として一緒に暮らしても苦痛、寂しい、不機嫌な時が怖 い、無口な状態で昼間の話を帰宅後に伝えても返事をしないことなど不満や不信について話をされてしまう。平日は今の苗字のまま籍を抜かずに就労すればいい という提案は受け入れてもらえる。これからは実家ではなく外で二人で会って話したいと言う提案をしていただき、何度か土曜のランチを一緒にされて話し合う 状態まで回復をされる。
話し合いでは離婚したい心理を察し た向き合うこ とを継続していただく。
3か月程度、そのような会い方を維持され義父母同席で再 同居についての合意を得られマンションで週末を一緒に過ごされるようになる。
1か月後、実家から奥様の引越しが完了して同居再開に向けて離婚要求の撤回を言っていただけ同居生活が始まる。