夫婦関係の修復事例

依頼者
S子さん(29歳)
お相手
夫Tさん(28歳)
子供
なし
結婚生活
結婚3ヶ月
相談内容
離婚を回避を希望
復縁難易度
難易度: D(話し合いができない状態)
修復期間
6ヶ月

性格の不一致で離婚したくない場合の対処法がわかる修復事例

性格の不一致と感じたら自身が反省すべき?性格の不一致での別居された後で離婚を回避したいならどうするべきかを事例で解説しています。

性格の不一致で離婚したくないなら

S子さんは夫のTさんと2年のお付き合いを経て3ヶ月前に結婚をれたそうである。現在、新婚早々の夫婦喧嘩が原因でご主人はめんどくさいと言ってS子さんとの住まいを離れて実家で暮らされている状態で別居中。

メールでご相談を受ける

喧嘩のことで義母との何度かの通話でご主人が単身暮らしのマンションを借りる準備をされているとの話で、当方へのご相談をされる。事情をお聞きする。義母からS子さんが残され居住している賃貸の解約手続きを済まされ、1か月以内に引越しの準備をしてほしいと告げられ、喧嘩の理由を考えたら生活費も出せない、離婚調停の申し立てを考えている、弁護士を雇うなどと一方的に言われて返答に困られたそうであるが出て行かないなら調停をすると言い切られたそうである。

翌日ご主人から即時のマンションからの退居と離婚書類への捺印をLINEで迫られいる状態であるとの事。義父は完全に義母との力関係の問題で介入はしてきていない。

既にS子さんも家賃や生活費を負担できない状態であったため数日後に実家への 転居が決まっているとのことであった。

夫の心理と難易度を分析提示

離婚問題に関しての14項目の経緯についてのチェックシートと40項目のご主人の人格分析についてのチェックシートにお答えいただき、ご主人の発言や早期段階での離婚要求、義母の介入などなど行動から心理の分析を行い、相当にS子さんに非がありご主人の性格の自己保身の面などにも問題があることなど新婚離婚に至る危険が高いことを分析で提示する。

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関係修復に向けた行動を開始

S子さんの問題点について非の自覚課題の作文で経緯詳細を教えていただく。

交際開始時点でご主人に学生の頃からの友人が多く、FacebookやTwitterなどSNSを見ても女性の友人との関わりも多かったため不愉快になられ止めてほしいと何度も意見されたそうであるが、聞き入れてもらえず、婚約が決まり挙式の準備過程で招待状の発送名簿のことで女性の友人を減らして欲しい、だれも呼んで欲しくない、などの主張をされた際に激しい口論になられたそうである。

婚約直後にも意見されたがSNSを止めてと意見されたようだが聞いてもらえず名簿を見て感情を乱され、ご主人に無断でSNSの女性の友人数人にタイムラインなどで目に付く方々に抗議のメッセージをされてしまったそうである。結果、ご主人が男性も含めた友人や職場の同僚から距離を置かれてしまい、挙式には職場の上司2名のみの参列となってしまわれたそうである。同居後もSNS監視を続けてしまわれ、とうとうご主人が休日出勤をされた日にSNSで友人数人が遊園地で遊んでいる記事をSNS投稿されたことを理由に休日出勤と嘘を言って女性と遊びに行っていたと思い込んでしまわれ帰宅したご主人に激しく詰め寄ってしまわれ、別居に至る口論となられたそうである。

本当にご主人は休日出勤をされており、女性の友人らとは挙式準備中の抗議メッセージで相当に激しいクレームを言われるなど友人関係が疎遠になられ関わりが途絶えていたそうである。

チェックシートに記載漏れが多いことを指摘し、再度、チェックシートに些細 出来事も記載していただいたり、SNS監視や抗議メッセージなどの詮索の問題について詳しくお聞きすることとなる。ご主人に伝えるべき謝罪と留意伝達について課題形式で取り組んでいただく。

疑った理由、信じなかった理由、SNSの情報をご主人の悪事と思い込んでしまわれた理由など正直に弁明をしていただく。課題回答から判明したシートに記載していなかった問題点が浮上する。S子さんが以前に交際をされたいた男性から浮気を隠して別れられてしまい、別れた直後に相手に新しい恋人ができたことがありSNSの情報は浮気を察知する手段と思い込まれていたことと結婚をしたら女性の友人とは絶縁して当然という倫理観があったことである。

課題回答から早急にご主人に伝えるべき謝罪と留意伝達について作文をしていただく。義母を交えた対話の復縁マニュアルの作成を開始する。lineで謝罪を伝えていただくが、ご主人から裁判とかをしてでも離婚をする、苦しい、性格が合わないと思うからお互いに別れて新しい人生を探そう。自由になりたいという返答であった。

1か月の静観を指示する。課題として誓えること、信じたいということ、交友詮索をしない約束について考えていただく。

その課題回答をlineで夫婦の愛、想い入れ、このまま離婚したくない理由、身勝手な詮索や振る舞いをした理由説明、勝気さの反省、どういう決意で結婚に合意したのかの気持ちについて考えを伝え、妻として尽くしたい、信じて従いたい、尊重してあげたいなどの悪事の理由説明や自身の非を後悔して謝っていただく。

ご主人からの返信にはもう愛情を持てない、自由に生きていたい、息苦しくて一緒に暮らせないなど相当な反発の返答に至る。数回のやり取りで猶予を懇願していただく。絶対に離婚したい気持ちは変わらないが話し合える気持ちになってくれるまでは時間の猶予を与える、という内容であった。冷却の時間を2ヶ月置く指示をする。この時間で課題に取り組んでいただく。

ご主人への近況伝達 を含めた謝罪、ご主人が言えずにいる出来事や本音の問題、今の義父母の気持ちを考えての家庭修復についてや家族愛についてなど、離婚撤回の話し合いに向けての気持ちの整理と併せて課題形式の作文を当方とやり取りしていただく。

2か月が経過してLINEで話し合いをお願いするメッセージを入れていただく。ご主人の実家での両家の話し合いが実現する。久しぶりにご主人とと顔を合わせることになる。機嫌が悪そうで顔は下を向き目を伏せたままで冷たい態度のように感じられる状態が続く。

義母からS子さんの性格に問題があることを理由に今すぐに離婚について受け入れて欲しいという強い要求をされ、課題で考えた内容を伝えるが一蹴されj完全否定をされてしまう。携帯で録音した話し合い音声のデーターをを頂く。別居に至ったは非が自分自身にあることを謝罪し、次回以降の話し合いで今後は2人で話し合いたいという提案をするための課題を提示する。

話し合いを打診し実現するがまた義母が同席となる。

二人での話し合いはしたくないと断られてしまう。

義母に謝りたくない気持ちが強く、義母に反論を向け過ぎたために義母から話し合いを打ち切られてします。話し合いの内容から、ご主人の視点から見たS子さんの非、別居、離婚問題の理由、悪い面とは嫉妬と疑心が強く命令口調が多い=勝気で譲歩できない性格の問題。口論に至りやすい引かない譲歩しない話を聞けないなど短所や嫌いな面ついて分析から提示し、自覚していただく。非についてきちんと整理をしていただき、離婚したくない理由や謝罪、今後の提案についてどう伝えたいのかを文章にしていただきLINEで伝えていただく。

義母の言い分についてどう許せず、謝りたくないのかを詳しく紙に書き出していただく。

義母に謝れなかった理由説明をご主人に会って伝えていただく。1か月の冷却期間を指示する。(押し過ぎ、焦り過ぎがご主人に察知されたことが冷却期間を置く理由。)

次の課題で、S子さんがご主人や義母に見せていた短所、謝れない性格の自覚、ご主人に見せたかった長所、 を考えていただき譲れない、聞き入れられない、疑うについて後悔も含めて言葉で示せるよう自覚していただく。面会をlineでお願いしたところ実家以外の場所での面会が実現し単身のマンションを借りることについては延期の合意を得ていただく。

1ヶ月が経過し、lineで近況の連絡をされた際、即時の離婚合意を求めるような言葉は なく、離婚を早期に実現しようとする催促などは軽減された様子であった。心理作戦として責めない、疑わない、譲歩をお願いしない向き合い方で様子見を指示する。

入籍前から強く浮気を疑われて、友人交友を否定されたご主人の心の状態を基準に課題に取り組んでいただく。課題の内容としては、離婚合意の返答以外に自分自身から何を伝えられるか、について考えていただく。近況伝達などメールでのやり取りを継続していただく。

ご主人から今後も話し合いに応じる返答が得られ、住まいで2人で話し合うことになる。性格の不一致についての言い訳や留意・謝罪は本当に離婚に応じてくれる話であれば聞くと言われてしまう。非について謝罪を伝えても、性格の不一致だと思っている、疑われて無断で友人に抗議のメッセージをされたことが許せない、離婚に応じないのなら話し合いたくないという結論に至る。

話し合いで指摘された疑うについて謝罪を課題形式で考えていただく。lineで伝えていただくが応答はなく既読無視の状態となる。随時、週に1,2回、近況をlineでご主人に伝えたり、近況を尋ねたりと、話し合い再開まで冷却の時間を置いていただく。

二人での話し合いが実現。平行線のままであった。

この時の言い分を基に夫婦の信頼回復の方法のセオリーに基づいてご主人との対話の復縁マニュアルを作成する。義母宛に謝罪の手紙を作成する。

調停など先々の係争の事態も考慮した謝り文面への配慮で添削をさせていただく。発送から数日後、義母からS子さんの両親に電話があり、両家話し合いが実現する。

SNS監視などS子さんの幼稚さ、嫉妬深さ、卑屈さなど疑心の異常さを理由に離婚について撤回できないと言い切られてしまう。誓いとして今後は信じるようにしたい、交友の妨害はしない、ネット監視もしない、自身のSNSは退会処理済みという話しを伝えていただく。

義母から進言を受けたようでご主人との話し合いも実現する。しばらく静観する。その話し合いか ら1ヶ月が経過した11月の中旬に同居再開(修復に向けて)についての話し合いをされ、離婚要求は保留、一旦は住まいに帰る、という結論に至り、2週間が経過してお二人での生活が始まり離婚の撤回を言ってもらえて夫婦の離婚危機を解決して夫婦の修復を完了する。