婚約破棄からの復縁体験談!結婚相談所で出会って別れた後のエピソード事例
S恵さんの意思により、他に悩まれている方に勇気を与えられるので あればとのことで、このエピソードを事例紹介に掲載いたします。
S恵さんは婚約者だったFさんと結婚相談所を通じて知り合われ、半年程度の交際期間を経て結婚の約束をされた。既にお互いの両親への結婚の挨拶を済まされ、同居を開始されてから2か月くらいの時期で結納の準備をされている時に一方的にFさんから日中にLINEのメッセージで別れを告げられてしまい、話し合いをされたが結納、挙式と入籍を予定を白紙にされ、住まいも解約してそれぞれ別々に暮らすという結論に至られたそうである。転居して1週間も経過していない時期にLINEで成婚を懇願されたが冷たい返答だったため懐妊しているなどの嘘の伝達や婚約破棄で迷惑させられたなどの責めるような抗議や幼稚な駆け引きのメッセージをされてしまい彼には会えたが彼を怒らせてしまい電話にも出てもらえない状態に陥られたそうである。
(同居を開始されてから口論が多くなり、転居をされてからLINEもメールも無視、電話にも出ていただ けない状態に陥られたために)
当方にコンタクト回復、婚約破棄からの成婚についてのメール相談をされる。14項目のチェックシートにご回答いただき、元婚約者の彼Fさんの心理分析・性格分析を実施し、経緯も 含めて詳しく分析をし提示する。どうやら相談をされているS恵さんの気が強い、嫉妬心が強いことなど性格の不一致、恐妻家離婚の際に示される男性心理に類似の経緯と判断してS恵さんに4 問の非の自覚課題に回答をしていただく。
式場の下見を済まされ、契約をされたそうであるが、挙式の招待状を準備しようと話されていた時にFさんが学生の頃 から使用されていた友人や恩師の住所を記載したアドレス帳や以前の年賀状、暑中見舞いなどの控えをすべてS恵さんが無断で捨ててしまい処分されたことで口 論に至られたことが婚約破棄の話しの始まりと判明する。
PCやタブレットに保存していた宛名のデーターもすべてS恵さんが消去してしまい、恐妻家傾向、異常な嫉妬心など性格面をFさんが我慢できなくなったようである。式場のキャンセルの事務手続きなどがあり何度かLINEでやり取りを試みるが応答 もなく未読のままである。式場に電話で問い合わせていただくとFさんとFさんのご両親がすべてを完了されていたことが判明する。
ご両親にお礼とお詫びを通 話で伝えていただくが、謝られるだけであった。関わりたくないという保身の強い様子である。関わると婚約破棄を責められてしまう、責任は同居 を解消した時点で終わっているとFさんと両親が怯えていることが推測できる状態である。ここで依頼を着手する前提で事情をさらに詳しくお聞きする。
S恵さんが伏せていることが多数あることが予想される状態であったことが理由である。S 恵さん自身、婚約破棄、同居解消が3回目とのこと。過去、最初に婚約をしていた男性が挙式直前まで学生の頃の元カノと浮気をしていた、最終的には元カノと結婚したいという理由で別れ話をされたことなど疑心が強くなられたようである。
2回目は相当に厳しく交友などを監視したことから別れをメールで伝えられ音信不通に陥られ、別れを受け入れたそうである。そのような事情はFさんには話していないそうである。同居をされすぐにアドレス帳の存在を見つけて、リストに女性の名称が3名(後々わかるが部活動の友人、先輩、職場の上司)記載があったために悔しくなり持ち出して捨てたそうである。その際にPCやタブレットからもアドレス帳データーやメールなども確認して削除をされてしまったそうである。ところが挙式の申し込みをされ式場の担当者との打ち合わせをされる過程で招待状の郵送の話しになり、アドレス帳がないことが判明し口論に至られたとのこと。
すぐに謝罪文面を課題形式で作成していただきEメールで送信していただく。すぐに敬語の多い返答が得られるがそのやり取りで彼はすべて終わったことにしたい様子であった。彼の実家への謝罪の訪問を指示し、事前に電話でアポイントを得て、ご両親とお詫びに行っていただく。
キャンセル料などお金の弁済について話していただくが待って欲しいと言われてしまう。こちらで処理しますから関わりたくないと言われてしまう。3か月の冷却期間を指示する。口論理由について反省していただく。特に嫉妬、支配欲、疑心に関する反省 の課題に取り組んでいただく。
3か月が経過してから再度Fさんの実家に電話を入れていただき、両親同伴で今回のことのキャンセル料負担の話しと謝罪がしたいことを伝えていただくが、残念だと思うが本人のことなのでわからない。面会拒否の返答に至る。彼へののアプローチ開始に向けての課題を出す。1:会いたい・謝りたい、彼から見て異常な行動について の理由の説明となぜ連絡しているか(現実のことを自覚し謝罪したいことについて)、と、2:結婚を焦り、彼を常に疑い、気持ちを思いやれなかったこと・尊重や信用する心のゆとりのなかったこと(相手の気持ちを察する配慮、 聞き上手・思いやりについての意識)を謝りたい・直したい、についてである。課題について回答からEメールの文章を作成し送信していただく。応答は得られない。1か月の静観を指示する。送信から10日程度が経過してから長文での返答メールがある。アドレス帳などのことは気にしていないが、別れてから相当に酷い責められ方をされたことが怖くて会いたくないという拒絶の回答であった。文章を心理分析した結果、彼は警戒心から会えばまたS恵さんから執拗に交際再開や結婚を求められることを不安と感じて関わりを持ちたくない心理である。性格の不一致も強く実感されていると断定し、性格の不一致の問題点を課題として提示する。彼 は実際は保身が強く、根気がない、しかし自分が責任感が強いと振る舞いたい願望があり口論などでも譲歩をしてくれていたようである。実際はこれ以上親に心配させたくないが関わるのが怖い、自分が気が弱く、言い争うことが苦手である面が強いことを自覚されての無難な返答と断定ができた。
再会の呼び掛けは6か月は休止すべきと判断し提示をする。
この期間で彼のご両親への謝罪、理由説明など の動きを指示し、性格的問題を理解していただくよう動いていただく。
分析から思いやりの課題に取り組んでいただき、静観6か月が経過してから再度、面会を求めるEメールを送信していただき、数回のやり取りをしていただく。そのやり取りから再会が実現する。再会に際しいくつかの注 意事項を提示し、長時間引き留めない、謝るだけでなく長所を示せる会話など以前からの課題を活用した再会をしてただく。
話し合いではお互いに最初 はかなり重苦しい会話であったがある程度の安心を与えることが実現する。
婚約解消は受け入れ、近況なども話しができる。再会の際の会話のレポートから課題を提示する。この先彼から家族として必要と思ってもらえる自分自身に ついて考えていただく。相手の持つ恐妻家予備軍・上から目線の印象=苦手意識について、信じて素直に向き合うことで軽減できる自分についての課題に取り組 んでいただく。
話し合いをきっかけ に彼の警戒が軽減でき何回か面会が実現し交際が再開する。
それから数ヶ月の交際の時間を置くよう指示をして静観いただく。彼から結婚について話があり、年始に両家で会われて、入籍の賛同が得られ無事に6月の成婚という話しに至る。破談の苦難から成婚を成功された。