夫婦関係の修復事例

依頼者
YUさん(36歳)
お相手
妻Cさん(31歳)
結婚生活
結婚2年目
相談内容
妻の浮気が原因で修羅場になった
復縁難易度
難易度:E(相談時は対話・引き留めが難しい状態)
修復期間
修復期間:1年5ヶ月

妻の浮気で修羅場になった後で離婚を避けた事例

Cさんとは結婚2年目(着手当時)、お子さんはいない。3年の交際を経て、結婚され、分譲のマンションで暮されている。相談の約1ヶ月前に妻から一緒に暮らすのが苦痛で体調が優れない、離婚を前提に別居したいと言われたそうである。私の気持ちを理解してくれない、妻としていつも我慢 をされられていた、人として、女としてもう耐えられない、価値観が合わないなどの理由で、妻から別れたいと言われ、別居に応じる返答をされてしまわれたそうである。口論に至られた原因はこの数ヶ月、妻の携帯の通話料が高いことや土曜日祝日の出勤が多い、カードの使用額(自分の口座から利用代金引き落とし)が高騰していることを指摘し、理由説明に対して嘘を指摘しようとされ強い言い方で言及のように問い詰め、事実について相当に執拗な問い詰めをしたことから言い合いが始まったそうである。別居の話し合いで妻のご両親を交えての話し合いをお願いしたが義父が浮気を疑ったことについて非常に怒っている状態で拒まれてしまい、要求に応え、妻が実家に戻っても話し合えないと判断され、そのままマンションから自身が出るという形での別居となり、引っ越しが完了した時点で当方にメールで相談をいただく。
電話にて詳しく経緯をお聞きしメールにて14項目のチェックシートと40項目の相手の人格分析のチェックシートにご回答いただき、奥様の心理分析を行う。(細かな経緯をお聞きし、心理分析を行う。)浮気問題も解決できる心理の分析のチェックシートによる分析により何か言えずに伏せている、(奥様が不倫を伏せている)向き合う意欲が持てない事情があると提示し、不審行動を知っていて言えずにいたなど以前からの意見の衝突の原因でもあった妥協しない追及の癖や会話が憶測や思い込みによる補足の多さなどから話し合いが煩わしいと感じさせてると指摘し、嘘が起きた理由のひとつであり、日常での住まいでのYUさんの振る舞いが身勝手と感じさせ、会話でも奥様の気持ちの確認など愛情が少ないと感じさせていたなど、コミュニケーション不足、不満を聞いてくれない、話すと疲れる=気分を疲労させたと断定し提示する。主張を基準にYUさんの非について分析し、今すぐに元に戻っても浮気は継続されてしまう危険なども含めて、きちんと課題形式で謝罪したい内容をまとめてからメールで会っての話し合い申し入れを伝えていただく。奥様から再度、拒否の回答が来てしまう。不貞の可能性も考えられる状態のため、奥様の嘘を責めずに解決を前提とした向き合い方に関する離婚問題の注意事項を提示し、しばらく静観していただくなど悪化を防ぐ指示する。妻の浮気の推移を様子見する意味で2週間の静観を指示する。この期間で妻が相手の男性をかばうような言い訳、言い逃れ、妻が不倫をしていても憶測で責めない前提で夫婦の不仲、会話の重たさ、家庭内の無視などの異変、不和の場合の対話マニュアルを作成する。静観の期間で妻の主張している不満などについて詳しく分析し、妻が浮気をしていると疑った言及の謝罪の部分について言葉に基づき本当に苦痛とか不安と感じていた自分の良くない部分についての不満をきちんんと考え、非を自覚し、向き合ってきちんと妻に謝罪するための課題の取り組みと反省をしていただく。奥様へ再度、対話を求める内容の電話を入れていただく。その電話にて、当方のマニュアルに従い、追及のチャンスを待つために良く考える意味で時間を下さいと伝え1ヶ月の冷却の期間を置く。

YUさんの非と謝るべき問題点の提示に至る。一度謝っていても取り繕いと思われているケースについて理解いただく。手順として非の自覚、伝えるべき課題に取り組んでいただき、電話にて先々で話し合いをしたいと伝えるが、離婚合意の話し以外では会いたくないと言われてしまう。奥様の言い分から会って話をすると相当に煩わしく不快であると対話を避けているように感じられ、この時点で浮気を疑う、嘘を警戒する必要がないと提示する。(実際は不倫の可能性が非常に高い状態であるため、話しを拗らせないための策)奥様が何度もYUさんにマンションにいきなり来ないでほしいというと執拗に発言したり警戒している様子があり、そのことを理由に慎重に対話を進める意味でマンションに寄るという言葉はしばらくは控えるよう指示する。お金について妻が使っているクレジットカードの明細をネットで閲覧できる状態を維持していただく。しかし1ヶ月と10日ほどでパスワードが変えられてしまう。(修復まで妻からカードを回収できず、その別居の期間は初期は相当に引き落としの額が高騰したままになる)妻の言い訳、嘘を言及しないために2ヶ月の静観を指示する。 浮気をしている場合のセオリーとして奥様と共通知人のブログ、twitter やSNSなど可能な限りのネットツールの監視を指示する。静観し1週間も経過しない時期に、深夜に突然、メールがあり、「すぐに書類を書いて応じてほしい」という内容であった。メールでのやり取りはマニュアルを 厳守で要点から明朗簡潔に受け答えしていただく。しかし警戒の言葉が多く向けられる状態であった。その後も3週間程度、「離婚届の不受理願いは卑怯だ、いつ書類に捺印をしてくれるのか?」「戻るつもりはない」という同意の催促が連日、妻からメールで届くようになる。義父に電話を入れ相談をしたが気持ちは変わらないと思うことや浮気をしている話しは聞きたくないなど、介入・仲裁を断られてしまう。ここで初めて、浮気疑いについて具体的な根拠を義父に言葉を伝えていただく。別居から1ヶ月程度が経過し、月末に生活費を振込みたいメールをされた際に「そんなのいりません。いつになったら離婚さ せてくれるの」との内容で激しくメールで責められてしまわれる。別居した妻が浮気を隠している場合の嘘による関係の悪化防止のマニュアル、奥様が真相を義両親に伏せている場合のセオリーを厳守で返信をしていただく。

父親の提案で実家の近くのファミレスで話し合いが行われる。義両親は今回の別居は夫が悪いのだから離婚は仕方がないことと主張し、妻が浮気をしている疑念を聞いても要求に応じてほしいことを言われてしまう。話し合いではこれまでの話のように、別れたくない、と主張はするが、義父母の要求についての言い分は変わ らず、結論は、離婚の保留が半年でも構わないが陰湿に何度も引き留められるのが精神的に苦痛であるからしばらくは話し合いたくない、離婚に応じるという返答がない限り、話し合いには今後応じない結論で決裂されてしまう。

3ヶ月の冷却期間を置く。奥様からのメール文章を心理を分析した結果、まず隠し事をしていた形跡が強く疚しい気持ちが継続中であり、嘘も含めて離婚の要求をした理由は夫に対して自分が被害者であると主張することで自己を正当化し、疑われる前に離婚を成立させ安心を得たい心理が作用していると提示する。この分析を基に電話で妻に再度、謝罪を伝えて安心を与える会話をしていただく。妻が不貞をしているケースのセオリーで慎重に対処をしていただく。3ヵ 月後、父親を交えての3人での話し合いが行われ、マニュアル厳守で聞き上手に徹していただき、奥様の言い分を聞いていただく。急に奥様の言い分が変化し、別居の話し合いの時に慰謝料としてマンションをYUさんがくれると言っていた、という話になってしまう。生活費をくれない意地悪な面が嫌いだとも言われ、当月から奥様の口座に生活費を奥様の要求の金額で支払う結論になってしまう。悪事について落ち着いた対話が悪化を防げ、結論は再度、保留となる。冷却の期間で義父と2人で妻の不倫問題の対話に向けてマニュアルを作成する。義父との面会が実現し、別居当初のカード明細を提示し、明らかに外食など2人分の使用が多いなど、携帯電話の代金や休日出勤など、不安、心配していると伝えるが義父がかなり感情を乱してしまわれ疑うなら即離婚と今後は話し合いに応じないという返答を突きつけられてしまう。(妻が親に誇張の発言をしているため)数回、義父と電話で話していただき、会われた際に疑いについて きちんと説明をしていただく。不貞、他の男との肉体関係を疑う以上、自身でできる範囲できちんとした事実関係を調べることになる。(カードの明細・利用の場所、品目などやPCの使用履歴、休日出勤など) 徒歩で金曜の夜や週末にマンション敷地に行って駐車場を確認し続けて いただく。駐車場のYUさんの位置に他の車(比較的若者が乗るRV車)が駐車されている。策として、金曜夕方を狙い、「今夜マンションに寄ります」というメールを入れていただく。すぐに電話があり、最初は残業で不在と言っていたが、離婚に応じてくれないなら会わない、という感情的で攻撃的な言葉にエスカレートし、最後は体調が悪いから今夜は会えない、という言い訳に至ってしまう。見破れる言い訳である。当方の対処マニュアルに従い、義父に連絡をして、マンション付近に来ていただく。まず義父から電話で聞いたが体調を崩したそう だから心配になり近くに来ているから寄らせてほしい、と伝えていただく。その際に「生理的にYUが嫌いだから顔を見たくないだけ」と言い訳をしてしまい義父はこれ以上言えない状態になる。義父を同乗させ車でマンションの駐車場まで行かれる。駐車場のYUさんの位置にやはり先日から目視して いた他の車が駐車されている。決定的な証拠のためマンションの管理人に知らせ、管理会社にすぐに電話を入れていただき、部外者駐車として警告の張り紙をしていただく。管理人 の記憶では最近はよく駐車されている。管理人が駐車場に気を配り持ち主を見つけ、注意し事情を聞いてみると言われる。その結果の連絡をも らうよう手配をしていただく。翌日の午後、車の持ち主が判明する。管理人が見つけたのは奥様の以前からの友人と言う男性であった。駐車場のことを管理人にクレームした件で「マンションに来ないでって言ったよね、すぐに別れて下さい」と電話で激しく怒鳴られてしまう。すぐに義父 母に連絡をし、義父から事情を聞くと足がなくて困っていたので友達の彼氏の車を借りていた、という言い訳に至る。義父が「すぐにYUに離婚に応じさせるからマンションで3人で話そう」、と伝えると「怖いからファミレスとか駅とかじゃないとYUと会いたくない」などのマンションに入室させない言い訳を繰り返す。義母が説得をすると「部屋が散らかっているからダメ」という主張に変わる。義父が明らかにおかしい、と察してくれ、そのまま3人でマンションに向かい、部屋の前から呼びかける。渋々、ドアを開けて部屋に3人を入れてくれるが、玄関の靴や傘、リビングの吸殻やお酒のビン、衣類、などから男性がそこで同居している様子がわかる。妻が浮気を隠したい、妻の嘘である。事実を隠している。嘘について義父から問い詰めたら不貞を認め、開き直り、それを理由にきれいに別れて欲 しい、解放してくれないから苦しくて今の彼と付き合 いを始めた、離婚したら慰謝料としてマンションをくれると言っていた、などの言い分になる。義父は、実家に帰ろうと諭すが応じず、その日は話し合いが難しい様子だったので話し合いを保留し、マンションに残し、帰宅となる。(義父に最初の電話追及をお願いした理由は妻が夫の追及が執拗である、苦手と感じているからこれ以上、嘘を言わせたり苦手意識を大きくしない配慮が目的)その日の深夜に何通もYUさんに即座に自由にさせて欲しい、絶対に無理、考えは変わらない、人生を返せ、別れるのは簡単、このまま自由にして、という籍を抜きたいと激しく要求するメールが届く。浮気問題に関する夫婦の対話マニュアル、離婚問題の解決のセオリーに従い、嘘が原因の不貞対処の例文に基づいてきちんと返答を返し、メールでの言い合いを避けるやり取りをしていただく。 義父母とはこまめに連絡を取り合われながら2ヶ月の静観を指示する。週に1回程度健康を気遣うメールをしていただくが返答が得られない状態が続く。2ヶ月が経過した3月の下旬、義父からの進言で、週末に妻を交えた実家での4人での対話が実現し、まずは実家に帰るよう説得をしていただき数週間後、実家への引越しに応じてくれ、妻の浮気、不貞は今は沈静している状態となる。家族愛の観点からの呼びかけを含めた離婚についての話し合いをしていただき、不貞行為の原因の半分は僕が気持ちを察してあげなかったり、寂しいと感じさせたり、煩わしいと思わせてしまうくらい執拗に陰湿な言葉で追求したり、コミュケーション不足が理由だったと反省しているなどの言葉を向けていただき、少しづつではあるが会話が回復する。浮気問題を解決して離婚せずに修復するための注意事項を厳守で週末を一緒に過ごして いただくなど時間を共有していただく。 安心の伝達など妻を責めず、日常連絡の通話をされながら関係修復を前提で向き合っていただく。3ヶ月程度が経過し、男性との恋愛関係を終わらせてくれるまで月末に実家に生活費のことで訪問していただいた際に義両親を交えて4人での話し合いが行われ、週末だけでもマンションに一時帰宅する方向で話が進展する。週末に話し合いのための面会を兼ねた帰宅での面会をされる。その際に離婚要求の撤回を言ってもらえ、7月上旬にマンションへの引っ越しが完了し、2人での暮らしが始まる。嘘が原因の夫婦の関係修復が完了する。