彼氏に浮気されたけど別れたくないなら?復縁体験談
RYさんは知人の友人(学生の頃の友人)を通じて知り合われたDさんとお友 達として何度か会われていたが、3カ月ほど頻繁にSNSでのやり取りをされていたそうである。
そのやり 取りの中でDさんがそれまでお付き合いをされていた遠距離恋愛の女性とうまくいかなくなり、その相談を聞いてあげていて、Dさんがその女性とと別れられた ことをきっかけに交際を開始されたそうだ。最初は順調な交際と思っていたが、交際を開始されてから2カ月が経過した頃から週末に一緒にいても頻繁に誰かとメールをしている、金曜の晩や土曜の午後な どDさんの行き先がよくわからない、夜間の電話に出ない、
返信も素っ気ないなどの異変を感じられて、何度か浮気を疑う発言をされて言い合いになら れてしまったそうである。言い合いの過程でDさんのフェイスブックのつながりで女性のお友達が多いこと、お付き合いを始めたのにフェイスブックに交際中の ステータスをお互いに表示したいと話しても「もう少し先でね、」と答えを濁されたり、友達と遊ぶと言っていた金曜などの行動が不審ということを言及されて しまわれたそうである。その時は彼が友達との飲み会という釈明をされ無事に仲直りができたが、俺が友達と会っている時に何度も電話しないで欲しい、など不 満を言われ、その約束を受け入れることになられたそうである。1カ月程度が経過し、彼の休日の行動がわからない不安や金曜の夜の約束が何度か急な飲み会参 加を理由にドタキャンされたそうである。彼氏の浮気を疑う。
知人から聞いた話でし、Dさんがどうやら行き先のわからない土曜に他の女性と会っていることがわかり、激しく問い 質されてしまったそうである。その話し合いで彼から束縛がキツイから合わないな、と言われ、別れを切り出されてしまったそうである。しかしその時も別れたくないと謝って 許してもらえる。
RYさんは不安から知人に相談をされてしまったそうである。Dさんから言われて別れ話になってしまったことやDさんの身勝手な行動や週末に行き先不明になることなど悪口などを話されたそうであるが、そのことを聞い た知人が彼との共通の友人である方に苦情として話されてしまったそうである。そのことは取り組みの過程で知ることになった事情である。突然に、Dさんからのメールで「嫌いになったとかじゃなくて、彼女として一緒にいても辛いから別れたい、それぞれお互いに新しい恋を探した方がいいよ」な どの文面で別れを切り出されてしまう。
慌てたRYさんが電話を入れるが出てもらえず、その後何通かメールをされたそうであるが返答が得られない状態になら れたそうである。返事がもらえないことに焦ってしまわれ、知人にDさんからメールも電話も無視されてしまったと相談をされたそうである。
そのことが知人経 由で共通の友人に伝わり、友人からの話しを聞いたDさんから「好きじゃなくなったのは俺が悪いんだけど、裏で友達とかに俺を批判するような話を広げるのは やめて欲しい。あの後すぐに彼女ができたから、もう会えないしメールも返せないよ」という内容のメールが来て、そのメールの直後にフェイスブックのつなが りを彼から切られてしまったとのこと。
当方にメールでご相談いただく。経緯についてお聞きし、彼からのメールの文面、最後のや り取り内容、交際開始以降のメールでの彼の言い分、経緯詳細についての心理分析を14項目のチェックシート判定で行いお二人の恋愛の経緯や彼の言い分や様 子の異変についてくわしくお聞きする。彼の交際への想い入れの浅さと彼の交遊範囲の問題など彼に大きな問題があることが推測できたため、彼の人柄を詳しく 分析する必要があると判断し、40項目の彼との心の温度差との性格分析のためのチェックシートにご回答いただく。
分析の結果、彼は交際を始めた直後はRYさんに対する好意・興味・愛情はあったが、合コンも含めた新規の恋愛を探したい願望(癖)があり、RYさんが望む ような将来の結婚を見据えた誠実な交際ができない考えの男性であり、RYさんの彼への重たいと感じさせるくらいの依存(彼と彼と自分の休みが合う日はすべ て会おうとしたり、平日でも過度に深夜までメールや電話で愛情を確認しようとしたことなど)と彼の不審行動を疑ってしまう傾向や軽率に知人に彼とのことを 話してしまう性格について、彼が短所を見てしまい、支え切れない、息苦しい、煩わしい、などの面倒に感じてしまう接し方をされたことが別れを切り出された 理由であると提示をする。RYさんが聞きわけがなく、しつこい性格と思わせたことが会わずにメールで別れを伝えて来た理由と断定をする。
当面、話しをしていた知人に彼のことを相談しないよう提示する。(かき回され拗れることを防止する意味)着手となる。最初の課題として非の自覚課題に取り組んでいただき、その課題回答から作文を考えていただき、彼にお詫びのメールを送信していただく。彼から返答は得られるが、会わずにメールで終わらせたいということと、友人から聞いた話しに気分を悪くしている、という内容であった。当方からRYさんに 彼からの返答の内容について知人にきちんと事実確認をするよう指示をする。RYさんが次の週末に知人と会われて経緯を話していただき、事情を確かめていた だく。
知人はRYさんに無断で共通の友人にRYさんがDさんの浮気で大変なことになっている、落ち込んでいるなどの事実を大きく誇張した話しが友人 に伝わり、友人が彼にそのことを話してしまったとの事情を把握することができる。彼とRYさんを取り巻く人の輪の図(私の知人と彼の友人が共通する、Aさん、Bさん、Cさん、Dさんと人物を図に書き出す作業)を面談にて作成していただく。しかし、チェックシートでのご回答と同じで相談をしていた知人Aと彼の面識がなく、共通の友達Bのみが彼とRYさんと面識があるという結果に終わる。
2週間程度の冷却の時間を置いていただき、友人Bから知人AとRYさん、彼を交えた話しの場を設けていただくよう指示をする。しかし彼だけ当日は急用でド タキャンとなる。友人Bに彼からメールがあり、会って話してもRYとやり直すつもりはないよ、性格的に合わないし、無理だと思っている。謝られても遅いっ て感じという内容であった。友人に事情をお伝えし、彼に伝わった相談のことは知人が無断で話したことで、悪口を話したつもりはないことを伝言する。彼にその場でメールをしていただい たが、関係ないし、のような無責任な返答となる。
彼としてはメールで別れを伝えたのだから既にRYさんとは別れているということを明言するメールを友人B に入れて来たのである。
彼の言い分としては友達と飲み会をしていただけで合コンとか浮気と言われたくない、付き合って最初の頃に金曜の夜から月曜の朝まで 一緒に過ごしたために、週末は金曜に仕事が終わってから月曜の朝まで一緒にいて当然のように言われたが、飲み会の翌朝は午後まで寝ていたいし、一人で買い 物にも行きたい時もあるし、のんびり気楽に一人で過ごしたいこともあったのにそれを言うと不機嫌になってしまうから言えずに我慢をさせられた。友達に誘わ れても先約があると断り続けるのも悪いと思って1回、飲み会に行ったらRYがしつこく電話をして来たり、翌日は朝から浮気を疑うようなしつこいメールが来 たりして、別れようと思った、と伝えて来られる。
彼の言い分では彼はRYさんと恋人として向き合えない理由を通常なら別れ話を切り出す前に指摘する性格である。
彼に言えずにいる避けてい る苦手という本当の大きな理由を伏せているままであった。RYさんの執拗な引き留めと別れに納得しないことがわかっているから、会って責められたり縋られたりしたくない自己保身の強い逃避の心理状態である。RYと関わることから逃れたい放棄の気持ちが強く、友人にはRYさんが面倒だから苦手とか、すぐに知人などに交際の詳細を話してしまう口の軽さに嫌悪感が あるように取れるやり取りとなる。
しつこい面が苦手と言ってしまうと知人などの話されて自分が悪者扱いされることを怯えている様子であると提示をする。当方の通常の復縁アドバイスでは共通の知人・友人の介在など人の輪を活用した方法を使用する方向に至ることが多いが、この案件の場合は彼の人柄と経緯から これ以上は間に知人などを介入させない方法となることを提示し、最低でも1カ月の冷却期間を必要とする状態であることを提示する。
彼に甘え過ぎたり、依存が強かったことで、彼が友人と遊んだり、飲みに行く時間を奪われ、友達と遊ぶというだけでRYさんが執拗に浮気を疑い、不機嫌にな ることが多かったために彼は接し方に相当に困った様子である。RYさんの恋愛依存の強さ、結婚願望の強さと束縛、恋愛に対する姿勢が自己の寂しさを埋めることを優先した依存型恋愛であったこと、彼の浮気を心配した自 分への自信のなさと相手を信用できない接し方が彼を息苦しくさせたと断定し、向き合い方についての課題に取り組んでいただく。課題の回答を分析する。
結果、RYさんが彼を疑ってばかりいたこと、小さな不安は声にせずに疑念ばかり感じていたことが原因で彼を疑い続けたために彼がRYさんのことが煩わしくなり、接し方や話し方が彼の自己保身優先での関わり方に変化をした。交際から1カ月も経過しない段階で彼が次の恋愛相手を探し始めたことが、RYさんの感じた異変と関係が深いことなどを提示する。
彼を疑ったり、友達との時間を譲歩するなどRYさんの問題について自覚と反省をしていただく課題に取り組んでいただく。彼に理由を説明し、思いやれる誓いをどう伝えるかの課題と当面の近況伝達のマニュアルを作成し、考えていた だく。1カ月後に復縁のセオリー(過去の成功データから)に従い近況を知らせるメールを 送信していただくが、素っ気ない返答に終わる。再度1カ月の冷却を指示する。その際にRYさんから数週間先に迫ったクリスマスには彼と仲直りして一緒に過 ごしたいという要望を言われるが、彼の現状の気持ちの理解ができていないことを指摘し、彼の気持ちの理解の課題に取り組んでいただく。
このような状況の場合、どちらかの誕生日やクリスマス、記念日、バレンタインは意識しないよう注意事項を提示する。
課題の回答からまだ非の自覚が浅いことを指摘し、彼の視点 から見た自分について作文をしていただき、その作文で考えた文章を基に彼への謝罪メールを作成し彼に送信をしていただく。
彼からの返答は得られない。再度2か月の冷却の時間を置いていただく。年始の挨拶メールも送らずに我慢していただく。
当然、バレンタイン時期も意識せずに連絡も控えていただくための 2か月の冷却である。もしこの先で関係が改善する兆しが見えた時でもフェイスブックのつながりの復活などにRYさんからこだわらないよう注意事項を提示する。3月、彼に近況伝達をしていただく。彼から短く返信があり、友人Bとは最近会ってるの?Bから連絡が最近来ないからどうしたのかな?と思っていて、のような質問が記載されていた。そのやり取りからBを交えて食事に行くことになられる。注意事項をまとめた対話マニュアルを作成し覚えていただく。
会食では安心を示せることを目的とした接し方をしていただく。その会食以降、時々彼からメールが来るようになられる。次の面会に備えて接し方のマニュアルを作成する。1か月が経過してメールのやり取りから彼が「飲まない?」と誘ってくれてその日は有意義な時間を過ごしていただく。
その際に彼も気まずくなりたくない保身から以前の付き合っていた時の話しや別れた理由などの重たい話題を避けて接してくれ、 穏やかに飲むことができたそうである。その後、頻繁に週末を一緒に過ごすようになられ、5月の連休中も一緒に外出されるなど良好な関係に戻り、5月の中旬、仕事の後で一緒に食事をされた際に彼から復縁、交際の再開について話してもらえ、交際に至られる。
(※)プライバシー保護のために一部表記を変えてあります。